
毎年、行事の直前になって写真も文章も間に合わなくて焦るんです。
日付を先に分けて、担当も決めておけば、慌てなくなります。
諏訪湖や蓼科、八ヶ岳や北杜の宿や観光の仕事では、季節のプランの公開が直前になりがちです。この記事では、開催日だけでなく、受付や確認の期限から決める順番を説明します。表に書き込みながら、読み進めてください。
- 「開催日」だけを見ていると何が足りなくなるか、必要な日付の分け方
- 確定した情報と、まだ決まっていない情報を混ぜずに公開する順番
- 公式サイト・写真や動画の発信・予約ページの担当をそろえて、抜けを防ぐ作り方
公開までに必要な日付を、どう分けるか


「開催日」だけでなく、受付・料金・写真の日付も分けて考えます。
開催日が決まっても、料金や写真の準備が決まらなければ、まだ公開できません。諏訪湖の花火の案内ページにも、受付開始の日は書かれていません。
だから、手前の締め切りを先に書き出します。ひとつの日付だけを見ていると、その手前の準備が見えなくなります。
たとえば、上諏訪の宿が諏訪湖の花火に合わせて、特別プランを考える場面です。この行事の開催日は、2026年8月15日です。ここから先は、説明用の例です。
受付開始を6月ごろ、料金を7月ごろに決めると、仮に置いてみます。写真の準備や内容の確認も、それぞれ別の日に割り振ります。
行事やプランごとに、下の表に日付を書き込みます。空欄のまま、自分の宿の予定を当てはめてください。
| やること | 書き込む日付 |
|---|---|
| 開催 | |
| 受付開始 | |
| 料金決定 | |
| 写真準備 | |
| 内容確認 | |
| 公開 | |
| 終了後の更新 |
行事の日程に合わせて公開する場合
行事がある場合は、まず主催者の公式の案内を確認します。諏訪湖の花火の案内ページは、2026年6月24日に更新されていました。
ただし、このページに受付開始日の記載はありません。開催日が決まっていても、受付や料金は別のところで案内されることがあります。
だから、行事の公式情報と自分の宿の受付・料金の情報は、分けて考える必要があります。
自分の宿の受付開始日は、行事の発表を待たなくても決められます。開催日が分かった時点で、仮の日付を置いておくと動きやすくなります。
行事がなく、季節のプランだけを公開する場合
行事がない場合も、考え方は同じです。たとえば、蓼科の宿が紅葉の時期に合わせて、特別プランを考える場面です(説明用の例)。
開催日にあたる予定はありません。それでも、写真の準備や料金決定、内容確認の日付は必要です。それぞれの日を、先に決めておきます。
行事がないぶん、いつまでに何を決めるかを、自分たちで先に決めておく必要があります。目安がない分、去年の記録が手がかりになります。
去年の記録がなければ、近くの行事の時期を参考にしてもかまいません。無理に急がず、決めやすい日から埋めていきます。


予約の動きを、自社の資料でどう確認するか


「冬は暇なはず」と決めず、前年の予約記録をまず見返します。
冬はいつも暇だとは限りません。地域や年、宿の形によって、客足の動きは変わります。
観光庁の宿泊旅行統計調査は、都道府県ごとに加えて、広域市町村ごとにも集計されています。それだけ、地域をこまかく分けて見る必要があるということです。
だからこそ、自社の記録を見るのがいちばん確実です。よその宿の話は、自分の宿には当てはまりません。
たとえば、上諏訪の宿が去年の予約サイトの管理画面を見返す場面です(説明用の例)。ある行事の前の週から、予約が増えていたことに気づきます。
予約が入った日と、実際に泊まった日は、別の日付です。この2つを見比べると、次の年の準備をいつ始めるかが見えてきます。
予約サイトの管理画面や紙の台帳を、まず確認します。行事やプランごとに「予約が入った日」と「宿泊した日」を書き出してください。
書き出した日付は、はじめの表の「受付開始」を決める材料になります。去年、予約が増え始めた時期より前に、準備を始められます。



うちは冬は毎年暇だと思い込んでいたけど、本当にそうなのかな。
まずは去年の予約が入った日を、見返すところから始めましょう。
公開する情報を、確定と未定に分ける


決まった部分と、まだ決まっていない条件を、混ぜずに書きます。
条件をあいまいにしたまま出すと、見た人が実際より確定していると受け取るおそれがあります。
消費者庁の表示に関するQ&Aでは、販売価格を正確に表示する必要があると書かれています。その価格が当てはまる商品の範囲や、お客さんの条件も同じです。
全部決まってから出そうとすると、公開そのものが遅れます。決まった時点で書き足す形なら、遅れずに済みます。
たとえば、蓼科の宿の場面を考えます(説明用の例)。会場と大まかな時期は決まりましたが、料金はまだ決まっていません。
この場合、会場と時期は決まった情報として先に出します。決まっていない部分まで、確定したように書かないことが大事です。
料金の欄には「決まり次第お知らせします」と書きます。まだ決まっていないことが、ひと目で分かるようにします。
ページの項目ごとに「確定」「未定」の印をつけてください。未定の項目には、書き足す予定日もあわせて決めておきます。
予定日が来たら、決まった内容に書き換えます。書き換えたあとは、古い言い方が残っていないか読み返してください。
印をつける場所は、料金・受付開始・定員のように項目名でそろえます。ページが増えても、同じ見方で確認できます。


公式サイト・写真や動画の発信・予約ページの担当をそろえる


場所ごとに、何を誰が出すかを一覧にしておきます。
公式サイトと写真や動画の発信、予約ページは、更新する場所も操作の仕方も違います。
私たちの支援内容のページでも、記事づくりと写真や動画の発信、広告を分けて並べています。
「載せたつもり」で、ひとつの場所だけ更新が漏れることが起きやすくなります。場所ごとに出す内容と担当を決めておけば、確認もしやすくなります。
たとえば、一人で更新している宿の場面です(説明用の例)。公式サイトには載せましたが、写真や動画の発信を忘れていました。
気づいたのは、お客さんからの問い合わせがきっかけでした。一覧表があれば、防げたことでした。
下の表に、場所ごとの出す内容と使う素材、担当を書き込んでください。担当が自分一人でも、確認する人の欄は分けておきます。
| 場所 | 出す内容と使う素材 | 担当と確認する人 |
|---|---|---|
| 公式サイト | ||
| 写真や動画の発信 | ||
| 予約ページ |
素材の欄には、写真・文章・料金表など用意するものを書きます。どれが足りないかが、ひと目で分かります。
更新が終わったら、担当の欄に印を入れます。抜けた場所が残っていれば、その日のうちに直せます。



更新するのは自分一人だから、どこかで抜けが出てしまいそうで心配です。
一人でも、確認する人の欄を分けておけば、見直す機会になります。
終了後の更新まで、予定に入れる


終わったあとに何を消すか、あらかじめ決めておきます。
終わった行事のお知らせを、そのままにしないでください。見た人が「まだやっている」と受け取ってしまいます。
消費者庁の表示に関するQ&Aでは、閉店セールの表示が例に挙げられています。閉店する予定がない場合や、時期が決まっていない場合の話です。
終わった行事の告知を残すことも、実際とは違う状態を伝えることになります。そのままにしておくと、お店の信用にも関わります。
終了後の更新日も、公開の予定にあらかじめ入れておきます。思い出したときでは、遅れがちです。
たとえば、夏の大きな行事が終わったあとの場面です(説明用の例)。特別プランのページがそのまま残っていて、翌週の問い合わせで気づきました。
終わったあとのページは、3種類に分けておきます。あらかじめ分けておけば、迷わずに済みます。
- 終わったら消すページ
- 翌期の案内に書き換えるページ
- 記録として、そのまま残してよいページ
消すか残すかは、行事が始まる前に決めておきます。終わってから考えると、忙しくて手が回りません。
はじめの表の「終了後の更新」の欄にも、日付を入れておきます。翌年も、同じ手順で見返せます。
よくある質問
- 開催日がまだ決まっていない行事は、いつからページに載せていいですか?
-
決まっている部分だけ先に出せば大丈夫です。会場や大まかな時期を先に出し、未定の部分は「決まり次第お知らせします」と書きます。
- 更新する人が自分しかいない場合はどうすればいいですか?
-
場所ごとの担当と、確認する人を一覧にしておきます。一人でも「どこを、いつまでに」が抜けにくくなります。
- 前の行事のお知らせを消し忘れたら、どうなりますか?
-
見た人が、古い情報のまま受け取ってしまいます。公開の予定に、終了後の更新日も入れておくと安心です。
- 繁忙期は毎年同じ時期だと決めてかかっていいですか?
-
地域や年によって動きが違うため、まず自社の予約記録で確かめるのが確実です。観光庁の統計も、都道府県ごとや広域市町村ごとに分けて集計されています。
- 料金がまだ決まっていない段階で、プランのページだけ先に出してもいいですか?
-
「料金は未定です」と書いて出すのは問題ありません。決まったかのように書くと、誤解を招くので避けてください。
この記事で使った資料
本文で使った資料は、次の4つです。
①諏訪市観光協会のサイト内「2026 諏訪湖の花火」です。発行元は諏訪湖祭実行委員会(諏訪市役所観光課内)です。
公開日は2023年5月23日、更新日は2026年6月24日です。確認日は2026年9月14日です。
開催日は載っていますが、受付開始日の記載はありません。この点を根拠にしました。
②消費者庁「表示に関するQ&A」です。発行元は消費者庁です。公開日と更新日は不明でした。
確認日は2026年9月14日です。販売価格や条件を正確に表示する点と、閉店セールの例を根拠にしました。
③観光庁(国土交通省)「宿泊旅行統計調査」です。ページの更新日は2026年8月31日です。確認日は2026年9月14日です。
都道府県ごとに加えて、広域市町村ごとにも集計されている点を根拠にしました。個別の数値は本文で使っていません。
④キーワードキングスのSEO(検索で見つけてもらう工夫)・記事制作のページです。確認日は2026年9月14日です。公開日と更新日は不明でした。
記事づくりと写真や動画の発信、広告が別々に並んでいる点を根拠にしました。宿泊の予約がいつ増えるかを示す資料は、見つかりませんでした。
売りたい時期とプラン、素材の準備ぐあいを教えてください。いまの更新のやり方も、あわせて聞かせてください。


