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ホームページ・Webサイト制作

予約サイトの先で、お店のホームページに書くこと

湖のほとりの小さな食堂。予約サイトの先で自分のホームページに何を書くか

食べログとGoogleマップに出てるよ。うちはホームページなんて要らないんじゃないかな。

小杉 陸人

予約サイトと自社サイトでは、答えられる質問が違います。順番に整理しましょう。

私は、北杜・諏訪・茅野のお店を思いうかべながらこの記事を書きました。むずかしい言葉は使いません。読み終わるころには、自社サイトに何を書くかが見えてきます。

  • 自社サイトでしか答えられない質問の見つけ方
  • 自社サイトに書く項目と、書かなくてよい項目の分け方
  • 場所ごとに情報がずれないようにする、担当の決め方

まず、自社サイトでしか答えられない質問を決める

図解:まず、自社サイトでしか答えられない質問を決める

ほかの場所では答えられない質問だけを、自社サイトの役目にします。

食べログやGoogleマップは、お店の基本情報を横並びで見せる場所です。どの店も同じ形で並ぶため、細かい条件までは伝わりにくくなります。

自社サイトは、自分の店の言葉で条件つきの案内を書ける場所です。団体の人数や、予約を受ける時期のような条件が向いています。

例えば、北杜市のあるレストランの公式サイトです。4月から11月は、予約を受け付けていません。12月から3月だけ、電話で予約を受けると書いてあります。

10名以上の団体には、事前の電話連絡をお願いしています。決まった入力欄では伝えにくい案内です。

諏訪市のある店は「貸切可(15名〜)」と書いています。団体を受ける人数の下限まで、自社サイトで示した形です。

まず、初めて来る人・予約したい人・特別な条件を確かめたい人に分けてください。それぞれが今どこで迷っているかを、紙に書き出します。ほかの場所に同じ情報があるものは、自社サイトだけの役目ではありません。

書き出すときは、実際に来た電話や問い合わせを思い出すと早く進みます。同じ質問が何度も来ているなら、それが自社サイトに書く候補です。

北杜市のレストランの公式サイトで、季節によって予約の受け方が変わることと、団体は事前連絡が要ることを案内している画面
八ヶ岳倶楽部の公式サイト「レストラン」

自分の店に必要な案内だけを選ぶ

図解:自分の店に必要な案内だけを選ぶ

営業日・料金・予約方法・駐車場・団体利用のうち、関係あるものだけを選びます。

全部の項目を埋めようとすると、更新が止まります。実在する店の公式サイトを見ても、載せている項目は店によって違います。

自分の店に聞かれることを基準にすれば、書く量は自然に絞られます。載せる・載せないは、店ごとに決めてよいものです。

例えば、茅野市のある割烹料理店の公式サイトです。営業時間を昼の部と夜の部に分けて案内しています。団体には「大部屋あります」と書いています。

北杜市のあるカフェは、定休日と営業時間、予約の電話番号を載せています。どちらも、よく聞かれることに絞って書いた形です。

次の表は、書き込み方の例です(説明用の例)。自分の店で「よく聞かれる」「間違えられると困る」ものだけに印をつけてください。

項目よく聞かれるか(例)書くか(例)
営業日・時間よく聞かれる書く
メニュー・料金よく聞かれる書く
予約方法よく聞かれる書く
駐車場店による店による
団体利用ときどき聞かれる書く
写真・お店の紹介あまり聞かれないあとで足す

アレルギーのことも聞かれるよ。どこまで書いていいのか分からないんだ。

小杉 陸人

できるかどうかを決め切らず、相談の窓口だけを示す書き方があります。

茅野市の割烹料理店の公式サイトで、昼の部と夜の部に分けた営業時間と、受けられない時間帯を案内している画面
割烹 森の家の公式サイト

アレルギーなど、答え方に迷う質問は「相談窓口」にする

図解:アレルギーなど、答え方に迷う質問は「相談窓口」にする

店ごとに対応が変わることは、「事前にご相談ください」と窓口だけを示します。

アレルギーへの対応は、仕入れや調理場の様子で店ごとに変わります。ホームページで「対応できます」と書き切ると、実際とずれたときに困ります。

確かめる窓口を示すだけでも、読む人の不安はやわらぎます。できる・できないを、無理に言い切る必要はありません。聞かれてから答えれば、その日の状況に合わせられます。

例えば、北杜市のあるレストランの料理の案内です。「アレルギー食材、苦手な食材等なども事前にご相談ください」と書いてあります。

この書き方なら、その日ごとに対応が違っても案内と食い違いません。仕入れの中身がよく変わる店にも向いています。

同じ考え方は、アレルギー以外にも使えます。子ども連れやペットの同伴のように、条件によって答えが変わることも同じです。電話で聞かれたときも、同じ窓口を案内すれば答えがぶれません。

まず、事前にご相談くださいと示す一文を用意してください。窓口は、電話番号でも予約時の備考欄でもかまいません。お店の中で誰が答えるかも、先に決めておくと安心です。

北杜市のレストランの公式サイトで、アレルギーや苦手な食材は事前に相談してほしいと案内している画面
ぶらん八ヶ岳の公式サイト「コース」

どこを誰が更新するかを決めて、情報の食い違いを減らす

図解:どこを誰が更新するかを決めて、情報の食い違いを減らす

どこを誰が更新するかを、先に決めておきます。

更新する場所は3つあります。自社サイトと、Googleビジネスプロフィール(地図に出るお店の情報)です。あとは予約サイトです。

営業時間や休みは、忙しい時期や急な休みのたびに変わります。担当を決めずに気づいた人が直すやり方にすると、直し忘れた場所に古い情報が残ります。

例えば、店主が地図の営業時間だけを直したとします。自社サイトの更新は制作会社に頼んだままです。これだと、急な休みがホームページに出ないことがあります。

諏訪市のある店は、ネットの予約を外の予約サイトに任せています。自社サイトでは、営業日と場所の案内を更新すれば済む形です。

下の表に、3つの場所それぞれの「載せている情報」を書き出します。次に「更新できる人」も書き入れてください。これは書き込み方の例です(説明用の例)。

載せる場所載せている情報(例)更新できる人(例)
自社サイト営業日・団体の条件制作会社・店主
Googleビジネスプロフィール営業時間・住所店主・スタッフ
予約サイト空席・予約の受付店主・スタッフ

毎日忙しくて、更新する時間なんてないんだよな。

小杉 陸人

担当を先に決めておけば、更新は思っているより少ない手間で済みます。

まず1ページから、更新できる形で作る

図解:まず1ページから、更新できる形で作る

よく聞かれる質問に答える1〜2ページから始めます。全部のページを一度に作らなくてかまいません。

ページを増やすほど、更新が追いつかないときに古い情報が残ります。自分の店で更新できる量から始めれば、情報がずれる心配が減ります。

例えば、最初のページと「よくある質問」の2枚だけを作ります。そこに営業日・予約方法・団体利用など、よく聞かれることをまとめます。

北杜市のあるカフェは、自社サイトの中に外の予約サイトへの入口を置いています。電話番号も、その近くに並べています。

予約先へのリンクと電話番号は、同じページに並べて置いてください。事前の相談が要ることも、その近くに一行そえます。読む人が、確かめてから予約へ進めます。

写真や求人のように、こまめな更新が要らないものは後にします。増やす時期は、更新する人が決まってからで十分です。

下の「飲食店サイトのページ構成例」(説明用の例)を見てください。まず作る1〜2ページと、後で増やすページを分けます。

ページいつ作るか書くこと(例)
最初のページまず作る店の紹介・営業日
よくある質問まず作る予約方法・団体利用
問い合わせ・予約先まず作る電話番号・予約先の入口
メニュー・料金あとで足す料理と値段
行き方・駐車場あとで足す地図・車で来るときの案内

よくある質問

食べログやGoogleマップに出ていれば、自社サイトはなくてもよいですか?

基本の情報は、ほかの場所でも見られます。団体の条件やアレルギーの相談窓口など、自分の店の言葉で答えたい質問があるなら役立ちます。

アレルギーへの対応は、どこまで書けばよいですか?

できる・できないを決め切らず、「事前にご相談ください」と窓口を示す案内にとどめます。

予約は自社サイトと予約サイト、どちらで受けるとよいですか?

どちらか一方に決める必要はありません。自社サイトから予約サイトへリンクするだけでも、案内の食い違いは防げます。

更新が苦手でも、自社サイトは続けられますか?

最初から全部のページを作らないことです。よく聞かれる質問に答える1〜2ページから始めれば、更新できる量に保てます。

地図と自社サイトで営業時間がずれていたら、どうしますか?

まず、どちらが正しいかを決めます。次に、更新する担当を1人に絞ります。直し方は、それぞれのサービスの案内ページで確かめてください。

この記事で使った資料

発行元は割烹 森の家(茅野市)、資料は公式サイトです。確認日は2026年9月13日、公開・更新日は不明です。営業時間(昼の部・夜の部)と団体利用の案内のしかたの実例として使いました。

発行元はTrois Vague(諏訪市)、資料は公式サイトです。確認日は2026年9月13日、公開・更新日は不明です。団体と貸切の条件、予約を外の予約サイトに任せる案内の実例として使いました。

発行元は八ヶ岳倶楽部(北杜市)、資料は公式サイトのレストランのページです。確認日は2026年9月13日、公開・更新日は不明です。予約を受ける条件が季節で変わる案内の実例として使いました。

発行元はぶらん八ヶ岳(北杜市)、資料は公式サイトです。確認日は2026年9月13日、公開・更新日は不明です。アレルギーへの対応を「事前にご相談ください」と案内する書き方の実例として使いました。

発行元は八ヶ岳 ELOISE’s Café(北杜市)、資料は公式サイトです。確認日は2026年9月13日、公開・更新日は不明です。電話番号と外の予約サイトの入口を並べて置く実例として使いました。

自分の店ではどこから手をつければいいか迷ったら、いまの状況を聞かせてください。お店のホームページと予約先、よく聞かれる質問を添えてください。